ハッピーカム通信2025年7月号追悼 斉藤一郎教授

梅雨らしい雨と気温も上昇してまいりました今日この頃みなさまいかがお過ごしでしょうか?
私は、大学院博士課程で口腔外科学を専攻し、主に遺伝子組み換えを用いて唾液免疫(IgA)の分子生物学的解析を博士論文テーマ
に研究に打ち込んでいました。私が大学院在籍時、斉藤一郎先生は我が母校の病理学に在籍しており、
同じく唾液免疫、上皮免疫の研究、特に、自己免疫疾患系の口腔乾燥、抗加齢医学をテーマに研究しておられました。その後、海外誌(Journal of immnology他)の功績が認められ、米国スクリプス研究所着任を経て東京医科歯科大学、徳島大学准教授を経て、鶴見大学教授着任、教授退官後は東京にオフィスを設立製菓企業と、口腔乾燥治療用グミなどの開発をも産学共同開発をはじめていた矢先の急逝でした。ご冥福をお祈りしたいと思います。