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ハッピーカム通信2022年2月号

 寒さの中にも日差しが明るくなってきました今日この頃皆様いかがお過ごしでしょうか?さて、最近私は、スマートフォン全盛のこの世の中、以前に取得したアマチュア無線免許を活用し無線機を持ち出し、海辺での運用トレーニングをしております。平成17年中越地震の際に、携帯電話の通話不能を、目の当たりにして、非常時の通信手段として有効なのではと考え、講習に参加し受験し、免許取得に至りました。その後、ハンディ型5w出力の機体を購入し自局(コールサイン、JJ1GVH)を開局しました。無線の特性として建物などは、電波の届く距離の障害物になるので山岳地や海辺は送受信とも遠方まで可能で、通常都市部で10km圏内が限界でも山海では100km以上届くケースも多く、千葉の海浜部周辺から神奈川湯河原、静岡熱海、茨城筑波山や埼玉秩父地方とも交信可能です。

 現在の機種はGPS受信による正確な緯度経度の計測や方角の捕捉も容易携帯電話の電波の届かない場所でも可能なのが最大の強みです。法律上非常時通信の周波数なども定められております。最近通信様式は多様化して、まず古典的なアナログ通信、デジタル通信、また中継局を介した遠方通信など、数種のモードがありアナログ以外は、運用にあたり多少研鑽が必要です。

 写真は愛用の八重洲無線のハンディ機(写真1番目)名機ながら残念にも発売中止になってしまったケンウッドのハンディ機(写真2、3番目)です。双方ともデザインは一昔前の携帯電話そっくりです。

ほとんどの周波数の受信が可能でラジオや航空無線、船舶無線も受信可能です。送信は144mhz帯と最近ポピュラーな433mhzの2バンドで可能です。双方とも無論無免許運用は違法無線免許と開局免許状の双方が必須となります。